公益財団法人 日本吟剣詩舞振興会
Nippon Ginkenshibu Foundation
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会長メッセージ

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更なる吟剣詩舞道の普及振興を目指して
 私共、吟剣詩舞を愛好する者は、中国の漢詩が大いに花開いた唐の時代の詩や、我が国の和歌・漢詩を通して、その作者の思い、また、時代背景等からの歴史を学び、それらを自分の生活の中に取り入れてまいりました。
 そして、その優れた漢詩や和歌を声技によって吟ずることにより、その吟に合わせて、剣によって勇壮に舞う剣舞、また、扇によって華麗に舞う詩舞で表現をした芸道が、吟剣詩舞道でございます。  公益財団法人日本吟剣詩舞振興会(以降「公財」と略す。)は、日本の歴史の中で生まれ、日本人が長年育んで来た伝統芸道である、吟詠・剣舞・詩舞を普及振興することを目的に、昭和43年(西暦1968年)10月、設立された団体です。
 お蔭を持ちまして、設立以来、吟剣詩舞愛好者の多大なるご支援ご協力により、平成30年、創立50年という節目の年を迎えることが出来ました。そして、時代も平成から令和となり、また、新たな意志を持って、この斯道の普及振興に取り組んでまいりたいと存じます。
 今後も、「公財」は心の礎となる礼節の大切さを説いてゆくと共に、日本の精神文化の高揚に寄与してまいります。そして、引き続き次代を担う幼少青年に、この吟剣詩舞道の魅力を伝承し、併せて、若年層の指導者の育成にも取り組んでまいります。
 以上、これらの事を念頭において、今後、事業展開を計ってまいりますので、皆様方のご理解ご協力のほど、宜しくお願い申し上げます。
令和元年八月 公益財団法人 日本吟剣詩舞振興会 会長 沼崎 富